子供に3DSを買うのはいつから?

6歳の息子と3歳の娘を持つパパ、もこ屋のえいひれです。

上の子が今年から小学校に入学し、徐々に子供の日常にあの小さな悪魔……もといNintendo 3DSの姿が周囲にチラホラ見え隠れするようになってきた。今までは子供会の児童館、ショッピングモールの休憩室など、間接的な侵略だった彼等が、最近では、ついにもっとも身近な「同級生」の間で見かけるようになってきた。

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最早、我が子に侵略を仕掛けてくるのも時間の問題と言えよう。

さて、そんなわけで今日は

「子供が3DS(携帯ゲーム機)が持つのがいいのか?」

という事について考察してみようと思う。

まずは「相手」を知る事が大切:(訳:3DSを子供に内緒で買ってみた)

「自分が知らない物を子供に与えるのは抵抗がある」

そんな建前で、まずはパパが3DSを買ってみた!……もちろん子供にはナイショだよ

さっそく何色にしようか迷いつつ、やっぱり買うならゴールドだよねゴールド、百式を思わせるこの出で立ちがオトナのDSってカンジでイェーイ!……失礼しました。多分、子供が買うときも、最初はどの色にしようか迷うんだろうな。それともあっさり決めてしまうのだろうか。これも興味深いところである。

3DSを買った事は妻にも隠していたけれど、夜中にこっそり「妖怪ウォッチ2本家」をやっていたら3日でバレたよ。「子供に見つからないようにね」と注意されました。妻よ、いつもごめんなさい。ときめき☆百鬼夜行やほー

【3DSとは?】出来る事:「ゲーム」と「通信」、そして親が制限できる事

さて、プレイしてみたところ、おおざっぱに3DSで出来る事を二つに分けてしまうと、下記になるだろう。

  1. ゲーム
  2. 通信(すれちがい通信、インターネット等)

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そして、上記二つの機能を「ペアレンタルコントロール」でそれぞれ細かく制限することが可能、という仕様になっている。何をどう制限できるかは、下記公式サイトの解説に譲る。

http://www.nintendo.co.jp/3ds/support/parental_control/

一応、ペアレンタルコントロールで制限できる事を機能別にざくっとまとめると、

ペアレンタルコントロールで制限できる事

【ゲーム】

  •  CERO年齢制限によるプレイ可能なゲーム制限
  •  3D表示制限(3D表示は目に負担が大きい)

【通信】

  • インターネットブラウザーの使用
  •  ニンテンドーeショップの購入
  •  Miiverseの使用(閲覧と投稿)
  •  写真や画像・音声・動画・テキストの送受信制限
  •  他のユーザーとのインターネット通信
  •  他のユーザーとのすれちがい通信
  •  フレンドの登録
  •  DSダウンロードプレイの使用
  •  配信動画の視聴

となる。

視力の低下が心配な「3D表示制限」や、可視化され辛いコミュニケーショントラブルを抱える【通信】周りはの設定の細かさを評価したい。もちろん【通信】を「ペアレンタルコントロール」すべての機能をOFFにしてしまうと3DSの楽しさの多くを制限してしまうことになるが、親に

「子供に3DSを買っても安心ですよ」

とこれだけの選択肢を提案してくる所が、さすが任天堂。

誰もが購入する「理由」と「言い訳」を探している。それはきっと、子供も、そして親も一緒なのだ。

 

特徴:「携帯ゲーム機」は「親の目が届かない」

我が家には既にWiiがあるけれど、「3DS」と「Wii」の一番の違いは「目が届くか、届かないか」だと思う。

据え置きゲーム機なら家の中でプレイする必要がある。しかし、3DSならどこにでも持ち運べてしまうので、家の中だけでなく当然外でもプレイできる。近所の公園などでも、ベンチに座って並んで3DSをプレイする子供を見かけることもよくある。

元気よく外に遊びに行ったと思ったら、延々と外で3DSをプレイしている事だってありえるわけだ。

ただ、この「ゲームを携帯できる」のは今だけだったかというと、決してそうではなかった。私が子供の頃にだって「ゲームウォッチ」があったりしたのだけどこの話はまた別の機会にでも。

 

環境:購入に影響を与える要素:友達・同級生

次に購入に影響を与えると思われる事項について考えてみたい。

真っ先に挙がるのが、子供にとってもっとも身近な存在である友達・同級生だろう。
3DSを子供に買うにあたって周りに相談すると、親も子供も口を揃えて

「周りがみんな持っているから。」

というのは非常によく聞く話だ。

実際のところ、周囲の携帯ゲーム機所有率はどれくらいなのだろう?

ややデータが古いが、平成23年に実施された「青少年のゲーム機等の利用環境実態調査」を見ると、10歳~満17歳(ほぼ均等分布)2000人を対象とした調査結果では、ニンテンドーDSの所有率は81.5%となっていた。10歳といえば、小学校4年~になるので低学年では種悠立はもっと低いだろう。

http://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/h22/game-jittai/html/2-1-1.html

(1)ゲーム機の所有状況

回答した全ての青少年に対して、ゲーム機の所有状況について聞いたところ、「ニンテンドーDS(DS Lite/DSi/DSi LL含む)」が81.5%、「Wii(ウィー)」が54.5%、「PSP(プレイステーション・ポータブル)」が35.2%、「PS3(プレイステーション3)」が12.3%、「X box(エックス・ボックス)」が1.9%で、なんらかのゲーム機を持っている青少年は約9割(90.4%)となっている。一方、「いずれも持っていない」青少年は1割弱(9.6%)である。 (図表II-1-1-1 ※GIF形式)

あくまで、個人的な統計だが、小学校3年~くらいの子を持つ知り合いに聞くと、クラスの「男子」のほとんどが持っているという。親としても

「ウチの子だけ持ってないのは……」
「ひとりだけ持ってないと仲間外れとか……」

周囲との共通言語、コミュニケーションツールとしての立ち位置を確立してしまったら、購入に至る強い動機となってしまうだろう。

ま、総じて男子はゲームが好きだよね。パパも大好きだった、うん、わかる。

 

【理由】どうして3DSが欲しいのか?

次に本人側の立場を考えてみよう。どうして3DSが欲しいのか?

この前、3DSのCMがやっているタイミングで、3DSで何をしたいかを子供に聞いてみた。
ウチの子は迷わず答えた。

「妖怪ウォッチだよ、妖怪ウォッチ!」

力説するウチの子。少なくとも今は、

「周りが持っているから」

という周囲からの影響ではなく、ただ純粋に「妖怪ウォッチのゲームがしたい」というのが目的のようだ。

 

【結論】子供が3DS(携帯ゲーム機)を持つのはいつがいい?

ここまで色々書いてきて、色々考えた。そして、辿り着いた結論はこうだ。

「君がパパと一緒に遊んでくれる時期は、まだ買わない」

ということ。

3DSが子供との時間を奪う可能性

長い人生において「パパと遊ぶ時間」というのは、おそらく君と、そしてパパが考えているよりも、ずっとずっと短い。
そして、現時点における「3DS」の存在は、その時間を大幅に縮めてしまうだろう。

だから今は、パパと一緒にたくさん遊ぼう。電車に乗ってすぐに3DSを広げるようになる前に、パパと話をしよう。

各地に出かけて、色んなことを見て、様々な物に触れてほしい。

そして、知らなかった事、解らないことは聞いて欲しい。一緒に考えるのも楽しいかもしれない。

 

「いつになったら買っていいの?」

そう遠くない未来、息子はきっと、私に聞くだろう。

その時、ズルイパパは建前を振りかざし、こう答えるのだ。

「もう少し大きくなって、自分の事をちゃんとできるようになったら買おう」

君はその答えに満足せず、多分がっかりするだろう。
でもね、世界は君も私も、まだまだ知らないことばかりだ。

だから、さぁ、今日も一緒にパパと遊びに出かけよう。
少なくとも今は、君とパパの間に3DSが入り込むのは、もう少しだけ待って欲しいのだ。

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By えいひれ

二児のパパです。ウェブのお仕事をしている傍ら、子供と一緒に遊ぶ日々。

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